食べることの意味を問い直す -物語としての摂食・嚥下
- 編著名:新田國夫、戸原玄、矢沢正人
- ISBN:978-4-86342-128-8
- 出版社名:クリエイツかもがわ
- 価格:2,200円(税抜き)
- 発売日:2013年3月5日
かつては「食べられなくなるまで生きる」ことが常識であった世界は、医療の進展と共に大きく変化しています。
本書は、「高齢者が、最後まで口から食べる」ことを実現したいと立ち上がった人々が、「食べる」という営みを通して、高齢社会における医療のあり方を地域の実践を通して考える過程が描かれています。
2005年東京・多摩の立川地域では、かつてない摂食・嚥下の取り組みを始めました。「生涯安心して、おいしく、食べられる地域づくり」をめざし、訪問の医師、看護師、歯科衛生士、栄養士など多職種が連携して「摂食・嚥下ネットワーク」を構築していったのです。
本書では、その優れた在宅支援と地域づくりの事例を紹介するとともに、全国の地道な摂食・嚥下の取り組みの事例も紹介されています。
「口から食べる」ことを追い続けた本書からは、「医療の進歩」と「高齢者の生活」の融合させたいという強い思いが伝わってきます。行政や施設介護に携わる専門家に役立つだけでなく、在宅介護をされているご家族の方にも役立つ情報が満載です。
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