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自分で決める 人生の終い(しまい)方

  • 著者名:樋口恵子 編
  • ISBN:978-4-623-07100-5
  • 出版社名:ミネルヴァ書房
  • 価格:2,000円(税抜き)
  • 発売日:2014年6月30日

 病院で亡くなる人が8割という現在、死を迎えるプロセスは病院主導となっています。しかし時代は、病院で死を迎えることから、在宅介護で死を迎える流れに徐々に移行し、「自分の最期をどのように迎えるか、自分自身で決める」ことに関心が寄せられています。
 樋口恵子さんが理事長をつとめる「高齢社会をよくする女性の会」では、1年半にわたり「人生最後の医療を考える」をテーマに、講演会を開催してきました。本書はその講義の内容をまとめたものです。
 「医療は誰のためにあるのか」「医療と介護の連携」「看取りへの発想の転換」「尊厳ある最期を迎えるための法整備は」など、長年、終末期医療に携わってきた医師や法律学者、弁護士など、さまざまな立場の専門家が語ります。
 自分自身がいざという時、成年後見制度はどうするか、胃ろうや、延命治療をどうしてほしいかなど、具体的な意思表示の仕方なども詳しく書かれています。
 自分や家族にとっても、普段考えることの少ない「自分の最期の迎え方」。自分で決められる意思と体力がある時にこそ、読むことをお勧めしたい一書です。

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