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ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル

  • 著者名:上野千鶴子
  • ISBN:978-4-7505-1427-7
  • 出版社名:亜紀書房
  • 価格:1,600円(税抜き)
  • 発売日:2015年3月31日

 「誰にも看取られずに死んだ当人が『孤独』であり、あるいは『孤立』していたとは必ずしも言えないのではないだろうか」。著者の上野千鶴子氏は、家族に看取られても「孤独」や「孤立」を感じる人もいるだろうし、誰にも看取られずとも「孤独」や「孤立」とは無縁のまま逝く人もいるはず、と疑問を持ちます。
 そんな考えを抱きながら、上野氏は在宅での看取りに携わる医療・介護のプロフェッショナルたちとの対談を重ねていきます。
 対談する11人は、山崎章郎氏、松村真司氏、英裕雄氏、秋山正子氏、小山剛氏など、長年、現場で実践を積み重ねているカリスマと呼ばれるパイオニアたち。
 著者は医療機関での看取りと在宅看取りのコスト比較から、「認知症があっても在宅ひとり死は可能ですか」「おひとりさま格差の問題」「家族ってなんだろう」という幅広い話題で、ぐいぐいと要所をつきながら対談相手に鋭く切り込んでいきます。
 対談を終えた上野氏は「おひとりさまでも安心して家で死ねる」と確信します。本書は現在家族がいても、独居であっても、参考になるに違いありません。

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