MY介護の広場トップ >  一般のみなさま >  介護の知恵袋 >  介護の本棚 >  鳥居りんこの親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ

鳥居りんこの親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ

  • 著者名:鳥居りんこ
  • ISBN:978-4-478-04735-4
  • 出版社名:ダイヤモンド社 ダイヤモンド・ビッグ社
  • 価格:1,200円(税抜き)
  • 発売日:2015年8月28日

 「最近、親が弱ってきた気がする。そろそろ介護のことを考える時だろうか。でも、いったい何から始めればいいのだろうか」。そんな時、どうせ読むなら楽しい本がいい、と思う人にオススメしたい一冊です。

 著者は兄と姉がいる末っ子。なんとなく、実家の親の介護は自分には回ってこないだろう、と思っています。しかも、「介護は、時期が来れば市町村から勝手にサービスのお知らせが届く」と思っていた、という介護に関しては超がつくほどの初心者。
 しかし、いざ母親の介護が必要になると、あっという間に介護の渦のど真ん中に。
 福祉は「自己申告しなければ、待っていても一生やってこないサービスである」ことに気づき、一つ一つの壁にぶつかりながら奮闘していく中で、ある日母親が難病であることが発覚します。

 本書は、介護申請から施設選びまで、想定外の事態の連続に翻弄されながら介護に取り組んだ6年間のドタバタ奮戦記です。
 本書の魅力は、介護の情報がわかりやすく、等身大で語られて一緒に成長していけること。とともに自身の「娘であることの葛藤」や「口は出しても手は出さない、しかし親が溺愛する兄」や「責任感で潰されそうな姉」との関係、など、どこの家庭でも起こりうるような本音の人間ドラマが読む人を惹きつけます。読んだ人に元気を与える一冊です。

MY介護の広場トップ >  一般のみなさま >  介護の知恵袋 >  介護の本棚 >  鳥居りんこの親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ