介護危機「数字」と「現場」の処方箋
- 著者名:宮本剛宏
- ISBN:978-4-8334-5118-5
- 出版社名:プレジデント社
- 価格:1,400円(税抜き)
- 発売日:2017年6月19日
現在38歳の著者は、登録型の社員が多い介護業界で正社員中心の事業形態で運営し、創業8年で社員数は約900人、訪問介護51事業所、デイサービス3事業所、居宅介護支援8事業所、デイサービス3事業所などを展開しています(2017年4月現在)。
著者は、会社を立ち上げた当初、「給与が安いことが離職率の高さに結びついている」と考え「業界でもっとも高い給与水準」を目指しますが、それでも人材不足に直面したと言います。そこから「介護サービスを提供する介護職」だけでなく「介護職のマネジメントができる管理職」「戦略を実践できる経営者」の3種類が不足しているということに気がつきます。
このように実際に直面した数々の課題の中から、本書では介護業界の「人材不足」「財源不足」という課題を取り上げ、検証し、これらに対して「民間が取り組むべきこと」「行政が取り組むべきこと」は何かという解決策を提言しています。「日本を変えたいという志のある優秀な人材に介護業界へ来てほしい」という著者の願いが伝わってきます。
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