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同じ摂取カロリーで20倍も太る!?

一般公開日:2018.03.17

 病気をせずに健康で暮らしたい、というのは皆の願いでしょう。健康に生きるためには賢い食生活も大切な要素です。そのためには

①1日3食。リズムを決めて摂る。夕食は就寝の2~3時間前までに食べよう

②1日にいろいろな食品を食べる

③野菜・海藻・きのこ料理を1日5品以上摂る

④タンパク質を毎食摂る

⑤アルコールは1日1缶(500ml)までにする

などが大切です。分かっていてもなかなか実行できないと言う人も多いのではないでしょうか。

 しかし、「実行するべき理由」がわかると、取り組む気になるかもしれません。例えば①で夜遅い夕食はなぜいけないのかというと就寝前3時間以内の食事は、睡眠の質を大きく下げ、体内時計を狂わせ、リズムがとりにくくなるのです。また近年の研究では体内時計を司るタンパク質の一つが、脂肪細胞の生成に大きくかかわり、同じカロリーを摂取しても、15時の食事と22時~2時の食事を比べると、最大で20倍近く脂肪になるとの説もある、つまり太りやすいことも分かってきました。この習慣を改善しないと肥満となり、糖尿病や腎臓病、動脈硬化、心筋梗塞などにつながります。このように一つ一つに裏付けがあるのです。ですからやってみることが大切なのです。

【執筆者プロフィール】

榎本 眞理/えのもと まり

東京医科大学病院 栄養管理科部長

賢い食生活で健康な1年に

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