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野菜をたくさん食べると、なぜ体にいいの?②

一般公開日:2018.03.17

 野菜の摂り方で特におすすめしたいのが「旬のものを食べる」「葉や皮なども捨てずにできるだけ食べる」ことです。

 「旬」とは、それぞれの野菜が育つのに適し、収穫量が最も多くなる時期です。1年中、見た目は同じように見えても、含まれている栄養素には大きな違いがあります。

 例えば、冬に旬を迎えるホウレンソウで比べると、1月と7月ではベータカロテンの量は約2倍、糖度も約2倍、ビタミンCに至っては約10倍もの差があるとのデータがあります。冬のホウレンソウが夏に比べて、味が濃く甘みが強く感じられるのは「旬」だからこそです。

 また「葉や皮なども捨てずにできるだけ食べる」ことも大切です。大根やカブなどは根の部分を食べ、葉を捨てる人がいます。しかし、これらの葉にはミネラルやビタミンが多く含まれているのです。さらに大根やカブなどの表面の固い部分をむいて捨てる人がいますが、この固い部分には食物繊維が多く含まれ、栄養が豊富な場合もあります。固い部分はキンピラにするなど工夫をして全部を食べ切りたいものです。

 野菜という大地の恵みともいうべき食材の持つ特徴を生かした調理の工夫をすることでご自身の健康に役立てください。

【執筆者プロフィール】

榎本 眞理/えのもと まり

東京医科大学病院 栄養管理科部長

野菜は葉も皮も全部食べよう!

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