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毎日の生活に取り入れたい食材とは

一般公開日:2018.03.17

 花粉症緩和に役立つとされる食材があります。必ずしも効果は検証されていませんが、実際に症状が緩和したというデータを出している団体が数多くあります。少しでも楽になりたい人は試してみてもいいかもしれません。具体的には、乳酸菌、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、ビタミンA・C・Eなどです。

■乳酸菌 ⇒ 
含まれる食材:ヨーグルトなど
乳酸菌で腸内環境を整えることで免疫力が高められ、アレルギーに反応しやすい体質が改善するという研究が行われています。

■EPA・DHA ⇒ 
含まれる食材:青魚など
青魚などに豊富に含まれている不飽和脂肪酸です。免疫力の働きを正常にしてアレルギー症状を抑えるとされています。

■ビタミンA・C・E ⇒ 
含まれる食材:レバー、果物、魚介類など
体内で活性化酸素が増えると鼻や目の粘膜が炎症しやすくなり、かゆみも強くなります。そこで、抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eの摂取がおすすめなのです。

 花粉症に良いと言われる食材は、決して特別なものではなく日々の健康な生活にも役立つと思われるものばかりです。効果を期待して、まとめて食べるというのではなく、毎日の食事のなかにバランスよく取り入れたいものです。

 気温の変動が大きいこの時期、体調も不安定になりがちです。体調がよくないと、花粉症の症状は悪化します。いつも以上に食生活に気を配り、花粉症の季節を乗り越えてください。

【執筆者プロフィール】

榎本 眞理/えのもと まり

東京医科大学病院 栄養管理科部長

花粉症の症状を少しでも楽にしたい

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