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必要不可欠な脂質。摂りすぎるとリスクも

一般公開日:2018.03.17

 人間にとって欠かせない5大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンです。栄養素とは生きてゆく上で必要不可欠なもので、体内で合成できないもの、あるいは合成できても量が十分ではないために、食品から摂らなければならない成分のことです。

 この栄養素のなかで脂質は①体の重要な構成分であり、②エネルギー源という2つの大きな働きを持っています。

 例えば人間の脳の半分以上は脂質でできているといわれていますし、細胞膜や胆汁の材料になったり、皮膚に潤いを与えるなどの成分なのです。また心臓を動かしたり、体温を保ったりするうえでエネルギー源として利用されているのです。人は肉・魚・乳・卵・大豆製品・油から脂質をとっています。

 脂質は脂肪酸からできています。脂肪酸は、炭素と水素と酸素の3種類の原子で構成され、その構造によって働きも異なります。脂肪酸は分類方法によって、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の大きく二つに分けられます。次回はこの二つについて詳しくのべましょう。

【執筆者プロフィール】

榎本 眞理/えのもと まり

東京医科大学病院 栄養管理科部長

油(脂質)の性質を知って摂ろう!

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