認知症になる前に気をつけよう MCI(軽度認知障害)MCIの判定には
監修:鈴木隆雄(桜美林大学大学院老年学研究科教授)
医療機関でMCIを判定するには、まず、本人や家族からの認知機能低下の訴えや、正常な認知機能とはいえないなどの要件を満たす必要があります。
その上で、記憶機能低下の有無、他の認知機能(言語力、注意力、実行力など)低下の有無で、4つのタイプに分類されます。
出典:医学書院「基礎からわかる軽度認知障害(MCI)
ー効果的な認知症予防を目指してー」
(監修:鈴木隆雄、編集:島田裕之)より一部改変
Point
非健忘型MCIの場合、記憶力にも、会話にも支障がないため、家族や周囲も気付きにくいので注意が必要です。
こんな評価方法で
実際の検査内容や判定のための基準値はまだ確立されていません。
次のような評価方法をもとに、最終的には専門医により総合的に判断されます。

本人や家族などからの情報や質問紙による調査

記憶力、計算力、言語力などの認知機能に関する質問

食事、移動、入浴、排せつなどの日常生活機能に関する質問

タブレット型パソコンなどを使って、
処理速度、実行力、注意力、記憶力などの機能を測定
資料:医学書院「基礎からわかる軽度認知障害(MCI)
ー効果的な認知症予防を目指してー」
(監修:鈴木隆雄、編集:島田裕之)
認知症になる前に気をつけよう MCI(軽度認知障害)
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MCI(軽度認知障害)