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介護はチームで乗り越えよう

一般公開日:2018.01.19

 皆さんは、大きな仕事をチームで乗り越えた経験はありますか?今まさに、仕事上チームリーダーとして、司令塔の役割を担っている人もいるかもしれません。

 実は、介護も、仕事と同様に「チームで取り組む」ことがとても重要だと言われています。皆さんが仕事をとおして養ってきた「周囲を巻き込む力」は、自分自身の「仕事と介護の両立」に活きてくるのです。

 では、誰に介護のチームメンバーになってもらえばいいでしょうか?

 まずチームで中心的な役割を担うのが、家族・親戚です。もちろん、住む場所や各々の事情により、介助やお世話、病院の送迎などの実行支援ができない家族もいます。しかし、実行支援だけが介護ではありません。たとえ遠い所に住んでいても、親の話し相手になったり、介護する人の悩みを聞いたり、費用面で支援したりすることも、チームメンバーとして大事な役割になります。

 そして、介護の専門家として頼りになるのが、ケアマネジャーです。介護の相談、ケアプランの作成、サービス事業者・施設等との連絡調整等の大事な役割を担ってくれます。さらに、地域包括支援センターや、市区町村の相談窓口では、介護に関する悩みや手続きを教えてくれます。介護のチーム力強化のために、プロのアドバイスを活用しましょう。

 さらに、介護保険、自治体、民間事業者をとおして、介護や介助をしてくれるヘルパーさん、支援者、NPOやボランティアで助けてくれる方、介護タクシーの運転手さんも大事な介護のチームメンバーとなります。

 皆さんは、介護をひとりで抱えて、自分を追いつめていませんか?すべてをひとりで背負わなくても大丈夫です。周囲に目を向けて、助けてくれるメンバーを増やし、仕事も続けて、介護も続ける、そんな「仕事と介護の両立」を実現していきましょう。

【執筆者プロフィール】

津坂 直子/つさか なおこ

社会保険労務士、年金アドバイザー、AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士、上智大学法学部法律学科卒

「介護と仕事を両立するために」
介護をひとりで抱えていませんか?

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