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親のこと、どれだけ知っていますか?~家族介護会議で情報共有を~

一般公開日:2018.01.19

【まずは貴重品の保管場所を確認しよう】
 親が、どこに健康保険証、通帳、印鑑、生命保険証書などを保管しているか、ご存じですか?介護が始まると、親の容態によっては親に確認できなくなることもあります。「病院の入退院の手続き、支払い、介護申請、介護サービスや施設探しなど、やるべきことが一気に押し寄せるなか、仕事を抱えながら、健康保険証を探すのに1日もかかってしまった」などとならないよう、ぜひ保管場所を確認しておきましょう。

【親の価値観や介護希望を聞いておこう】
「親は自宅で介護を受けたいはずだ。施設に入るのはかわいそう。」
「こんな医療を受けたくないと思う。」
 親の価値観や希望を知らないまま親が倒れて、意思疎通ができなくなってしまうと、家族のなかでさまざまな意見が飛び交います。それぞれ親を大事に思うからこその意見ではあっても、最終方針を決めかねて苦労する家族は多いようです。ぜひ、親が元気なうちに、希望を聞いておきたいものです。

【介護に使えるお金の情報について共有しよう】
 元気な親に向かって、「年金はいくらあるの?貯金はどのくらい?」と、聞きにくいものです。しかしながら、介護にどのくらいお金をかけることができるか、また、介護施設を検討する際にも、お金の情報は不可欠です。ぜひ、介護の大切な準備として、家族でお金の情報について共有しておきましょう。

 お正月など家族が一堂に集まる機会に、ぜひ明るい雰囲気で家族会議を開催してみてください。

【執筆者プロフィール】

津坂 直子/つさか なおこ

社会保険労務士、年金アドバイザー、AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士、上智大学法学部法律学科卒

「介護と仕事を両立するために」
介護なんて、まだまだずっと先の話?

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