2.備えは3日分以上が基本
災害発生から最初の3日間は人命救助が優先。
支援物資の輸送などはその後に行なわれます。この3日間を生き延びるには、水や食料などの備えが必要。
まずは3日分、できれば1週間分の備えがあると安心です。

ライフライン寸断で
何が必要になる?
電気、水道、ガスが使えないときに必要な物をそろえましょう。
災害が広範囲に及ぶと物流回復までに時間がかかる事があります!
復旧までの期間(目安)と備え
※期間は東日本大震災を参考に作成
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電 気
復旧まで約1週間
停電対策として人数分のヘッドライトと、部屋照明としてランタンがあると便利。携帯型ラジオや携帯電話などの充電器も忘れずに。
懐中電灯で簡単ランタン
懐中電灯の上へ水入りのペットボトルを載せるだけ。
小さい場合はコップで調整しましょう。 -
水 道
復旧まで約3週間
飲料水は1人1日3L×3日分、できれば1週間分を備蓄。食器洗いや、トイレなどに使う生活用水は別途必要です。非常用トイレも、数日間はしのげる備えをしましょう。
ビニール袋で給水タンク
給水車などから水をもらう際、ビニール袋を二重にしてタンク代わりに。
リュックやバケツに入れ、運びます。 -
ガ ス
復旧まで約1ヵ月
ガスは、安全面から復旧が遅れがち。カセットコンロとガスボンベがあれば、湯を沸かし料理も作れます。ガスボンベは、1週間に約6本が目安です。
ガスボンベは使用期限に注意
ガスボンベは定期的に使って買い替えることで、コンロの動作確認も兼ねられます。
自助力アップ
「保管は分散」で安心
普段使わない水やコンロなどは、押し入れやクローゼットに保管をしましょう。
収納は1箇所に限定せず分散させれば、倒壊で取り出せない事態を回避できます。

備えは3日分以上が基本
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