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3.日常食を非常食に

監修:片田敏孝(日本災害情報学会 会長)

 災害時は、食生活の変化が健康状態を左右します。

 体力が低下しがちなシニア世代は、十分な水分・食事がとれる備えをしましょう。

 加齢に伴い喉の渇きに気付きにくくなるため、脱水症対策も必須です。

シニア世代の非常食選びのポイント

  1. 1.食べ慣れている

     支給される食料品は種類に限りがあり、体調によっては食べづらいこともあります。好物よく食べているものなどを少し多めに買って備えます。

    災害時のおやつは、手軽なエネルギー補給と心の支えに。

  2. 2.すぐ食べられる

     レトルト食品は、ライフラインの寸断時だけでなく、体調不良などで調理が難しいときにも役立ちます。
     栄養補給ゼリーおかゆは、飲み込みやすく水分補給も兼ねられます。

    普段食べてみて、好きな味を探しましょう。

  3. 3.不足する栄養が補える

     災害時の食事は炭水化物が多く、たんぱく質や、野菜が不足しがちです。栄養バランスが偏ると便秘や口内炎などにつながることもあります。肉・魚・豆などの缶詰インスタントスープみそ汁など、常温保存ができて手に入りやすいもので補いましょう。

    主食だけでなく、主菜と副菜になるものも忘れずに。

自助力アップ

口腔ケアで命を守る

 災害時は、衛生環境が悪化しがち。シニア世代は、特に歯と口の健康に注意が必要です。

 口の中が不衛生になると細菌が増殖し、風邪や肺炎のリスクが上昇します。

 マウスウォッシュ入れ歯洗浄シートなど、水がなくても清潔が保てる備えをしましょう。

歯ブラシがないときは?

 食後に30mL程度の水やお茶で、しっかり口をゆすぎます。
 ハンカチなどを指に巻いて歯の汚れを拭き取るだけでも効果が。
 入れ歯の場合も1日1度は洗浄をしましょう!


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