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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設、通称:特養)

 社会福祉法人などが運営している公的な施設です。民間運営の有料老人ホームとは異なり、所得や預貯金の額が一定以下の人には負担額が減額される制度(補足給付)がありますが、それだけに人気が高く、入居待機者は全国で約29万人(平成31年度)といわれます。

基本DATA

特徴

  • 介護の必要な高齢者が、入浴、排泄、食事などの日常の世話、健康管理、機能訓練、療養上のケアを受けながら居住する介護保険施設です。
  • 基本的に介護が中心であり、医療サービスには対応していない場合が多いです。

入居対象

原則、要介護3以上(※)

※詳しくはお住まいの市町村等にお問い合わせください。

費用の目安

月額費用 9万円~(食費込み)

※所得により負担額が減額される制度(補足給付)があります。

高齢者向け入居施設を選ぶ際の
ポイント

 首都圏では、特別養護老人ホームの一つのベッドが空くのを何百人もの高齢者が待っているといわれています。そのため、入居できれば幸運というのが実情ですが、選択の余地がある場合は、次のような点に留意して、施設を選択するとよいでしょう。

運営方針&スタッフの応対

 特別養護老人ホームは、在宅での介護が難しい人が生涯を過ごす可能性が高い施設です。そのため、施設長の人柄や運営方針、スタッフの対応などから、安心して介護を任せられるかを確認する必要があります。可能であれば、入居を決める前に、施設を訪問して施設長の話を聞いたり、スタッフの応対の様子などを観察したりしましょう。

設備

 これまでは多床室といって、相部屋しかない施設が主流でしたが、最近では、個室や、個室とリビング(共同生活室)で構成されるユニットケアの施設も増えています。新しい施設ほどユニットケアを採用したものが多いため、プライバシーへの配慮があり、一人ひとりのニーズにきめ細かく対応してくれるケアがお好みの場合、このタイプの施設を選ぶとよいでしょう。
 また、浴室や食堂などの共用スペースも施設によって広さや配置に差があるため、チェックポイントになります。

医療サービス

 特別養護老人ホームは、基本的に介護サービスを提供する施設のため、看護師は、夜間や週末・祝日には不在の場合が多いです。また、医師も協力医はいますが、施設内に常駐しているわけではありません。そのため、日常的に点滴や人工呼吸器の管理などを必要としている人は入居できない場合もあります。
 ただし、なかには看護体制を強化している施設もあるため、手厚い医療サービスを受ける必要がある人は、そういった施設を選ぶとよいでしょう。

立地・周辺環境

 実際には、かなり重度の介護が必要な人が入ることが多い施設のため、介護を受ける人本人が頻繁に外出することはあまりないかもしれませんが、居室からの眺めがよい環境や、車いすで散歩ができる公園などが近くにあれば、生活に潤いが生まれるでしょう。
 また、家族にとっては、訪問しやすい場所にあることが一番です。

利用料の減額制度(補足給付)について

 所得が低い方の居住費や食費を軽減するため、所得に応じて設定された負担限度額を超える費用を介護報酬で補足する制度です。この制度を利用するには市町村の介護保険取り扱い窓口にて申請する必要があります。
 この制度を利用するためには、世帯および配偶者が市町村民税非課税であること、預貯金等の金額が基準額以下であることが要件となります。

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