1.アニマルセラピーの種類
アニマルセラピーは、「癒やされる」ことを目的にしたものと「病気を治す」ことを目的にしたものと、大きく2つのタイプに分けられます。
動物介在活動(アニマル・アシステッド・アクティビティ=AAA)
心も体も豊かな毎日を送る方法の一つとして用いられます。動物と触れ合うことで元気になったり、体を動かすことがおっくうではなくなるなどの効果も期待されます。
ボランティアや個人が病院や施設に動物を連れて行き、お年寄りとコミュニケーションを図ってもらいます。あくまでも「癒やし」(ヒーリング)が主であり、治療目的ではありません。
動物介在療法(アニマル・アシステッド・セラピー=AAT)
医療行為の一環として動物が参加します。医者、看護士、ソーシャルワーカー、作業・心理・言語療法士などの指導のもとで実施されます。活動におけるゴールの設定と、記録の義務、進歩の測定が不可欠です。
厳密には、アニマルセラピーとは動物介在療法(AAT)のことなのですが、日本では動物介在活動(AAA)や自宅でペットを飼うことも含めて、アニマルセラピーと言われています。