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3.リスクの軽減 ③PDCAサイクルの活用

PDCAサイクルとは

 介護現場で適切なケアを維持するうえでは、PDCAサイクルを機能させることが必要です。
 PDCAサイクルとは、P(PLAN─計画)→D(DO─実行)→C(CHECK─評価・モニタリング)→A(ACT─改善)→PLANの見直しという一連の流れを繰り返していくことです。
 このサイクルを機能させることで、本人にとって最も最適なケアに近づけていくことができます。
 介護サービスにおいては、利用者の事前情報(アセスメント)と実施記録(自立支援介護の実践)を照合することが、PDCAサイクルを効果的に機能させるために重要です。

「記録」と「事前情報」の照合により
PDCAサイクルを機能させる

「「記録」と「事前情報」の照合によりPDCAサイクルを機能させる」を説明した図の画像

PDCAの事例

 認知症利用者のBPSD(行動・心理症状)を軽減するためにアロマテラピーを実施します。

P:「(アセスメントによる根拠のもとに)この人の嗜好に合うだろう」という計画(PLAN)を立てます。

D:アロマテラピーを実行(DO)します。

C:その結果が本人のBPSD改善に結びついたかを、実施記録などにもとづいて評価・モニタリング(CHECK)をします。

A:改善(ACT)が必要であれば、改善点を明らかにしたうえで計画(PLAN)を見直します。

利用者が重度化した場合の対応

 利用者が重度化しても、リスクマネジメントの基本は変わりません。
 事前のアセスメントに基づいて現場での対応法を浸透させつつ、「異変」に対する感度を高め、リアルタイムで情報共有と速やかな対処を図ることです。
 そして、「異変」の再発防止に向けた振り返りを実施しつつ基本のサイクル(PDCAサイクル)を機能させることです。

基本的なリスクマネジメントの流れをもう一度検証する

「基本的なリスクマネジメントの流れをもう一度検証する」を説明した図の画像

リスクマネジメント体制の検証の重要性

  • 軽度者の場合、ちょっとした異変を見逃しても、その後のフォローがうまく機能すれば重大な結果を回避できることもあります。
  • 一方、重度者になると異変を見逃した際の利用者に与える影響の増幅度が大きくなり、重大な結果が生じることがあります。
  • 利用者が重度化していく中では、異変に気づいてから対応すると余裕がなくなっていくため、事故防止や対処のフローがきちんと機能しているか、どこかに「穴」がないかという事前の検証をより慎重に行なう必要があります。
  • 重度者が徐々に増えていくという現場の状況変化は少しずつ、かつ確実に進行するため、「まだ大丈夫」と油断していると対応が間に合わなくなる可能性があります。

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