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8.着替え、整容(身だしなみ)の介助のポイント

着替えの介助の基本と衣類の工夫

  • 脳血管疾患の後遺症で半身麻痺になった場合の着替えの介助の基本は"脱健着患"です。シャツやズボンなどを「脱ぐときは健側(障がいのない手や足)から」「着るときは患側(麻痺や拘縮のある手や足)から」行ないます。半身麻痺の状態でも、健側の手足を使ってほとんど介助なしで着替えられるようになる場合もあります。
    "脱健着患"は、骨折・ケガなどの場合、柔軟性の低下や痛みで動かしにくい場合にも当てはまります。
  • 寝たきりに近い状態になった場合はベッド上で着替えの介助をします。介助者が大部分を介助する形になりますが、可能な範囲で「腕や足などを上げてもらう」「腰を浮かせたり、体の向きを変えてもらう」など動作の協力を求めます。
  • 衣類の工夫によって着替えをしやすくできます。ゆったりとしたサイズで、伸縮性のある生地の服を選んだり、リフォーム(大きなボタンやマジックテープに替えるなど)を行ないます。
  • 服装によって「人に会いたい」「外出したい」という気持ちが生まれます。着替えのしやすさだけで着る服を選ぶのではなく、要介護者の好みやTPOにも配慮しましょう。

身だしなみの介助で心も体も快適に

  • 整容(身だしなみ)の介助には、洗面・洗顔、洗髪・整髪、ひげの手入れ、爪の手入れ、耳掃除、化粧などがあります。身だしなみは身体を清潔に保つだけではなく、気持ちも前向きに過ごせるようになります。
  • 高齢者の皮膚は皮脂や水分量が少なくなり乾燥しがちです。皮膚が傷つきやすく、内出血を起こしやすくなっていることに注意しながら介助します。
  • 高齢者の爪は硬く、厚くなり、変形することもあります。状態によっては受診が必要な場合もあります。爪の状態が歩く能力にも大きく影響しますので、爪の手入れや状態の観察は大切です。

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