3.服薬状況(ポリファーマシーのリスク)をチェック
あなたや家族の服薬状況をふりかえって、ポリファーマシーのリスクをチェックしてみましょう。
最近、薬を飲むのを嫌がるようになった
服薬回数が多く薬を飲むのが大変
飲み忘れたり間違った時間に薬を飲むことが増えてきた
残薬が増えてきた
薬の効果がわからない
自己判断で薬をやめたり、飲む量を調節している
今までとは違う症状が出てきた
処方薬以外に市販薬やサプリメントを好んで使っている
「この薬だけは飲んでおきたい!」といった思いを持っている
(薬についてのこだわりが強い)
薬に効果があるのかわからなくても、薬を飲んでいると安心だと感じる
参考資料:「高齢者の医薬品適正使用の指針」
(厚生労働省)
「くすりが多すぎる!ポリファーマシー解消に効く50のTips」
(池田 迅、メジカルビュー)
1~7にチェックがある場合
薬物有害事象のリスク増加、誤った方法での服用、服薬アドヒアランス(※)低下等の問題がでてきている、あるいはそれにつながる状態です。ポリファーマシー解消のためにかかりつけ医師・薬剤師に相談しましょう。
8、9、10にチェックがある場合
ポリファーマシーになりやすいタイプです。薬を使用する目的を明確にすることが必要です。
薬を飲んでいて不調があったとか、症状が改善した/しないなど、薬について感じたことをぜひ医師・薬剤師に気軽に伝えてみてください。
※アドヒアランス:
治療や服薬に対して患者が積極的にかかわり、その決定に沿った治療を受けること。
一般的に、服薬遵守のことを表す語として用いられている。