5.経済的虐待
【経済的虐待ケース】
高齢者のお金を何の相談もなしに使ってしまえば...




介護に支障が出ることも...
年金や給付金など高齢者のお金は、たとえ介護者であっても勝手に拝借したり使ったりできません。上記のケースは経済的虐待になります。
高齢者に必要な介護サービスを受けさせなかったり、お金を渡さなかったりするのは、高齢者の権利を奪う行為です。介護者は、高齢者の介護や生活の権利をきちんと守っていかなければなりません。
チェックリスト
心あたりがありませんか?
年金や財産収入等があることは明白なのにもかかわらず、お金がないと訴える
自由に使えるお金がないと訴える
経済的に困っていないのに、利用負担のあるサービスを利用したがらない
お金があるのにサービスの利用料や生活費の支払いができない
資産の保有状況と衣食住等生活状況との落差が激しくなる
預貯金が知らないうちに引き出された、通帳がとられたと訴える
出典:東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課「東京都高齢者虐待対応マニュアル」(平成18年3月発行)
要注意
いずれも経済的虐待のサインの
可能性があります。
経済的虐待(お金を勝手に使う)
出典:「無意識のうちに虐待になっていませんか?」©社会保険出版社(無断転載を禁ず)