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5.「家庭内事故」④家庭内のやけどをなくそう

監修:東京都健康長寿医療センター研究所
 健康長寿新ガイドライン策定委員会

 衣服にコンロやろうそくの火などが燃え移り、大けがや命を失う着衣着火が後を絶ちません。またカイロや湯たんぽ、電気毛布などによる低温やけどは、痛みなどの自覚症状がなくても皮膚の深部にまで損傷することがあります。長時間同じ場所を温めないことが大切です。

うっかりですまない、着衣着火と低温やけど
着衣着火

 調理時は袖や裾が広がる衣類は避けましょう。またシニアになると皮膚が薄くなり、ストーブやこたつの熱でもやけどをします。本人の感覚が鈍っていると気が付かないこともあるので要注意!

焦らずに!合言葉は『ストップ、ドロップ&ロール!』

 アメリカで、火災予防プログラムの一部として考案された着衣着火の防衛対策です。
 水が近くになくても焦らずに、3つの動きで被害の拡大を防ぎましょう。

  • ストップ(止まる)

    ①ストップ(止まる)

    むやみに走ると
    火の勢いが強まります。

  • ドロップ(倒れる)

    ②ドロップ(倒れる)

    燃えている部分を
    地面に押し付けます。

  • ロール(転がる)

    ③ロール(転がる)

    酸素を遮断し、火の勢いを弱めます。
    両手で顔を覆い、顔へのやけどを防ぎましょう。


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