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5.こころのケア

監修:川越 博美(訪問看護師/訪問看護パリアン看護部長)・髙本 眞左子(一般社団法人セルフケア・ネットワーク代表理事)

在宅で看取りができた...でも、大切な人を亡くし深い悲しみが訪れます

ハート

 終末期をともに過ごし支えてきた家族は特に悲嘆(グリーフ)を感じます。
 看取り直後は強いショックを受け、気持ちが落ち込み、何かをする気力も低下することがあるかもしれません。

 しかし、これらは人間にとって自然な反応です。多くの人は、大切な人の死後、深い悲しみを感じながらも立ち上がろうと、「グリーフワーク(悲嘆の作業)」と呼ばれる内省を伴う自己整理を繰り返し行ないます。
 悲しみが和らぐには時間がかかるかもしれませんが、そんなときは、無理をせず、ゆっくりからだを休めたり、気分転換をすることも必要です。

 また、日ごろから手軽に行なえる「セルフケア」は、悲嘆のときに限らず、日常生活にも欠かせません。

女性

Message
深い悲しみは心身をも
損なうことがあります

 死別は人生のなかでも大きなストレス体験の一つです。
 こころやからだに及ぼす影響は小さくありません。
 抑うつ状態や、食欲不振、睡眠不足などが、長く続く場合は、専門機関に相談されることをおすすめします。

自分で自分を手当てする手軽に
行なえるセルフケアが大事です!

ゆっくりバスタイム

1日の疲れを癒やすために、お風呂にゆっくり浸かりましょう。

バスタイム

穏やかな睡眠

心地よい眠りを得るためには、寝る前から少しずつ神経を和らげておくことが必要です。

睡眠

アロマセラピー

好きな香りに包まれ、リラックスしましょう。

アロマセラピー

楽しい会話

自分だけで頑張り過ぎず、時には相談上手になりましょう。人に頼ることもセルフケアの一つです。

会話

朝日のなかで深呼吸

朝日を浴びながら、リズミカルにからだを動かすと、心身を安定させるセロトニンの分泌が活発になります。

深呼吸

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