MY介護の広場トップ >  介護従事者・事業者のみなさま >  介護のリスクマネジメント >  利用者の支援 >  2.重度化・看取り ④看取りが近づくなかでの兆候

2.重度化・看取り ④看取りが近づくなかでの兆候

 「死期」が近づく段階になると、ひゅうひゅうという呼吸音がする喘鳴ぜんめいや、口をパクパクさせて喘ぐような下顎呼吸かがくこきゅうなど、呼吸の変化が現れます。
 その段階で医師・看護師がそばにいない状況だと、その場に居合わせた介護職員としてはどうしても焦りが先に立ちます。
 落ち着いて対処するためには、「本人の死期が近づいたときにどのような症状が現れるか」「その際の観察のポイントはどこか」について、医師・看護師と介護職員の間で正確な知識を共有しておきます。

看取りが近づくなかで
「起こりうること」を整理しておく

「看取りが近づくなかで「起こりうること」を整理しておく」を説明した図の画像

家族への対応

  • 家族は看取りを目の前にすると「やはり救急搬送した方がいいのでは」など気持ちが大きく揺らぎます。看取りの際は病院への緊急搬送はしないなどと合意していたとしても、いざとなると看取りの方針から大きくズレた対処へと至ってしまうことがあります。
  • そうなると、本人が亡くなった後、家族やスタッフの中に、「これでよかったのだろうか」という後悔の念が生じかねません。看取りケアのリスクマネジメントとは、この後悔の念を生じさせないことにある点を改めて確認しましょう。
  • 看取りの際の家族への対応として、「症状がこうした段階に入ったら、誰にどのような連絡を行なうか」を事前ルールで取り決めます。家族の動揺を誘わないよう、「状況を家族にどう伝えるか」という点もマニュアル化することが必要です。
  • 介護施設での家族の面会の際には、死期が近づいた段階で看護師と介護職員が常に同席し、看護師が「家族への症状の説明」を行ない、介護職員が「安楽な体位をとったりする」などの分担を定めましょう。

MY介護の広場トップ >  介護従事者・事業者のみなさま >  介護のリスクマネジメント >  利用者の支援 >  2.重度化・看取り ④看取りが近づくなかでの兆候