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介護ってなに?いつから始まったの?

 介護の「介」には「人を助ける、気にかける、つながる」という意味があり、「護」には「見守る、大切なものとしてあつかう」という意味があります。
 介護は「日常生活をひとりで送ることがむずかしい人を、家族や周りの人がお手伝いする」ということで、介護が必要な、おとしより、しょうがいがある人、病気の人はたくさんいます。

 介護は、人間が社会を作って生活するようになったころから始まっていましたが、「介護」という言葉が、広く使われるようになったのは1970年代後半からです。
 介護の形は、時代や文化の移り変わりとともに変わってきました。
 現在の介護は、家族や地域ちいき、ボランティア、行政など、みなが力を合わせて、介護が必要な人を支えることをめざしています。

 介護をする背景はいけいには、介護される人の「人権じんけんを守る」という考え方があります。「人権」とは、「人は一人ひとりがかけがえのない、とうといものであるということから、いかなる場合にもみにじったり、無視むししたりしてはならない」という考え方です。
 その「人権を守る」という考え方をもとに、介護が必要になったときでもその人らしく生きられるように、日本でもさまざまな社会制度が整えられてきました。

 日本には、関連するたくさんの法律ほうりつがありますが、ここではその中の一部を紹介しょうかいします。

1949年身体障害者福祉法しんたいしょうがいしゃふくしほう

1963年老人福祉法ろうじんふくしほう

1971年高年齢者雇用安定法こうねんれいしゃこようあんていほう

1982年老人保健法ろうじんほけんほう

1995年高齢者社会対策基本法こうれいしゃしゃかいたいさくきほんほう

2000年介護保険法かいごほけんほう

2005年障害者自立支援法しょうがいしゃじりつしえんほう

2005年高齢者虐待防止法こうれいしゃぎゃくたいぼうしほう

2006年「バリアフリー新法しんぽう

2008年後期高齢者医療制度こうきこうれいしゃいりょうせいど

2011年高齢者住こうれいしゃすまいほう

 このように、時代に合わせて、介護が必要な人を守る法律が施行されています。

 また、2008年には厚生労働省により、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「11月11日」が「介護の日」と定められました。
 この日は全国で、いろいろなイベントがおこなわれています。

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