2.防災対策 ①現場のチェックポイントをリスト化
各事業所・施設の特性から
リスクを把握する
防災対策には大きくハード面とソフト面があり、火災を例にすると以下のようになります。
ハード面
- 煙の流れや延焼スピードを左右する環境要因
- 被害の拡大を防ぐための火災報知器や消火器・スプリンクラー
ソフト面
- 利用者を安全に避難させるためのプランニング
- プランに沿った避難誘導を担う職員側のスキル
ハード・ソフト面における「チェックすべきリスク・ポイント」を、事象(火災・震災・水害・犯罪など)ごとにまず抽出します。
抽出に際しては、職員から防災・防犯管理者を指名したうえで担わせる方法もありますが、できるだけ複数の視点での作業で漏れをなくすることが必要です。
現場における
「リスク把握」を進めるために
※BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)
大地震等の自然災害、感染症のまん延、テロ等の事件、大事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、突発的な経営環境の変化など不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のこと。
チェックポイント抽出作業の進め方
- 各部署の代表者で構成する「防災・防犯委員会」などを組織し、管理者のもとグループワーク形式で行ないます。
-
①グループワークに際しては、まず自治体や消防・警察庁で出している「防災・防犯ハンドブック」などを用意します。
②それらをもとに、自事業所・施設でのチェックポイントを出し合います。
③委員全員でポイントを整理・リスト化したら、「具体的にいつ、どうやって点検するか」という点検計画を立案します。
- グループワークで作成したリストと計画に基づき、現場におけるリスク把握作業を行ないます。
- 避難訓練などの計画も、同時に作成しておくことが望ましいです。