7.離職防止 ①職員の定着をうながすための職場環境の改善
職員の定着をうながすには職場環境の改善が不可欠です。
現場の訴えにその都度対処するだけでは限界があるため、職場の課題を分析し、解決すべきテーマを明確にしたうえで、ハード・ソフト両面の施策を連動させながら総合的に解決を図ることが重要です。
これは、利用者のケアマネジメントにおいて、一つの目標を共有したうえで、多様な支援策を連携させながら対処していくという流れに似ています。
「職場環境」を整えるための
基本的な考え方
ハード・ソフト両面からの
職場環境の検討
- 「職場環境」と聞くと、一般的には休憩室や談話室の整備、介助を支援する機器の導入、事業所内の託児施設の設置など、ハード面の充実を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
- しかし、これらの設備も、明確な方針や目的のもとで整備されていなければ、職員の定着には十分に寄与しません。
- 例えば、介助を支援する機器は職員の腰痛予防に効果がありますが、単に機器を導入しただけでは本来の目的を十分に果たしたとはいえません。腰痛の主な原因は、体重のある利用者を持ち上げる作業などですが、寝不足など血流に悪影響を与える生活習慣も関係しています。
- 従って、「腰痛予防」という大きな目的を達成するためには、夜勤体制の見直しや有給休暇の適切な消化による休息、自宅でできるストレッチ法の指導など、人事マネジメントの仕組みもあわせて整えることが不可欠です。
介護のリスクマネジメント
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