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7.離職防止 ③夜勤業務の負担への配慮

 介護労働における負担の大きさを象徴するものの一つが、施設等における「夜勤」です。
 介護現場の夜勤は利用者の状態や人員不足により緊張が高まり、職員の健康や精神面に悪影響を及ぼす可能性があります。
 その対策として、「夜間の緊張状態を緩和するシステムの構築」と「夜勤明けの体調のメンテナンスに関する知識の共有」が重要です。
 「職員を守る」ことは「利用者を守る」、ひいては「組織全体を守る」ことにつながるという考え方を根づかせていくことが必要です。

「夜勤」がもたらす職員の体調不良を
どのようにカバーするか?

「「夜勤」がもたらす職員の体調不良をどのようにカバーするか?」を説明した図の画像

GHの1ユニット1人体制

 GH(グループホーム)は認知症の高齢者を対象とした小規模の共同生活を行なう住居。
 夜勤の人員配置基準は1ユニット(利用者5~9人)に対して介護職員が1人以上と定められている。
 なお、手厚い配置の場合の加算や、例外的に一定の条件を満たせば緩和できるしくみもある。

職員の夜勤業務に対する
ふたつのサポート

①夜間の緊張状態を緩和する
システムの構築

 各利用者の夜間の状態をきちんとモニタリングし、「どの時間帯にどの利用者が起きてくるか、どんな訴え・行動を起こすか」という情報をしっかり共有することが基本です。
 その人なりの「行動の特徴」が頭に入っていれば、心の準備ができ緊張の緩和につながります。

②夜勤明けの体調の
メンテナンスに関する知識の共有

 「夜勤明けの睡眠の質を上げるためのノウハウ」「家でもできる腰痛予防のストレッチ」などの知識を、施設内研修などで伝えていきます。

※離床センサーや睡眠状態をモニタリングする機器を導入することもサポート策のひとつですが、センサーの過剰な反応がかえって職員の負担を増やすこともあります。
センサーの反応と実際の利用者の状況を事前にモニタリングしたうえで、反応の多い利用者について、利用者・家族の承諾を得たうえで人感センサー(ベッド上で起き上がったりすると反応する)を加設するなどの工夫が必要です。

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