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3.災害時対応 ②被害状況の正確な把握が第一歩

 災害発生時の迅速な復旧に向けた第一歩は、「被害状況の正確な把握」です。
 現場は混乱しているわけですから、状況を整理して「どの部分を優先し、どれだけの人的・物的資源を投入するか」という「選択と集中」が重要になります。
 設備面の復旧自体が難しいケースは、利用者への十分なケアとともに、他施設・事業所へと円滑に移るための支援が必要になります。
 そこで、いざ災害が生じた場合の「被害状況のチェックシート」などを事前に作成しておき、混乱状況にあっても被害状況を客観的に把握できる仕組みを整えておきます(BCP(※)策定の一環として作成しておくことが望ましい)。

「緊急時の被害状況チェックシート」の構成例

「「緊急時の被害状況チェックシート」の構成例」を説明した図の画像

復旧が遅延することのリスク

  • 介護現場が災害や犯罪に巻き込まれた場合、その被害の大きさや範囲の広さゆえに、現場は大きな混乱をきたします。そのため、事態が鎮静化しても、「以前の日常」を取り戻すまでには相当な時間を要します。
  • 混乱状態が続いたまま「復旧」が延びていけば、利用者や職員さらには地域社会に与えるダメージは相乗効果で高まっていきます。
  • 利用者のケアにあたれる人材が限られたり、受け皿となる他施設・事業所探しが難航するようであれば、やがて地域社会による批判の矛先は施設・事業者に向き、再スタートをさらに阻む要因となりかねません。
  • 2024年度から自然災害や感染症の発生時のBCP(※)の策定が義務づけられています。BCPは定期的な見直しも求められるので、その際に上記のようなリスクを頭に入れておきましょう。

※BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)
大地震等の自然災害、感染症のまん延、テロ等の事件、大事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、突発的な経営環境の変化など不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のこと。

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