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訪問看護師として
地域の人々の役に立ちたい

【訪問看護師】
森 史香(もり ふみか)さん 
2018年より現職

「看護師は一生の仕事」と決めていても、結婚、出産、子育てなどで状況が変わることもある。森さんは、その変化にしなやかに対応しながら、病院、クリニック、訪問看護とキャリアを積みながら「地域の安心を支えたい」と奮闘している。

訪問看護師の仕事について教えてください

訪問看護師は訪問看護ステーションに所属してますので、そこから利用者さんの住む場所に向かい、主治医の指示書に基づいた医療処置をします。
その内容は利用者さんによって変わりますが、まずは健康状態をチェックします。その後、状態にあわせて入浴介助を行なったり、排便のコントロール、点滴やインシュリンの注射、血糖値の測定などを行ないます。
利用者さんがより良い療養生活を送れるように援助することが中心ですが、同時にご家族のメンタルサポートも欠かせません。
私は、神奈川県鎌倉市の住宅街を中心に担当していますが、市の高齢化率は30%を超え、全国平均より高い地域です。1日4件くらいを定期的に週1~2回、終末期の利用者さんには連日訪問しています。

なぜ訪問看護師になろうと思ったのですか?

もとは一般病院で15年ほど働いていました。
結婚して子どもが産まれて、このまま同じ仕事を続けたいという気持ちもあったのですが、子育てを優先しようと、2人目が産まれたタイミングで、比較的時間に融通がきくクリニックに転職しました。
クリニックで、生活に密着した医療にたずさわるなかで、地域とのつながりを考えるようになりました。私は両親が近くに住んでいないのですが、近所のお年寄りが子どもを預かってくれることがたびたびあり、それがとてもありがたく、医療にしても子育てにしてもこのつながりを大切にしたいと思うようになりました。そして、地域に貢献できる看護師になりたいと思い、訪問看護師になりました。

仕事上で難しいと思うことはありますか?

「年をとると未知の世界が広がる」と言うご高齢者がいました。病気になってこれから自分がどうなるかわからない不安から出た言葉でした。
訪問看護では本人やその家族のメンタルケアも求められます。自分がアドバイスしたことが利用者さんの人生の選択に影響を与えてしまうこともあります。この答えでよかったのかという不安がいつもあります。
でも、看護師をやめたいと思ったことはないんです。大変なこと以上に元気をもらったり、気づかされたりすることが多いです。

仕事と子育てを両立するために工夫にしていることは?

小学校4年生と1年生の息子がいます。皆さんそうだと思うのですが、主婦の仕事は意外に「手抜き」したくてもできないんですよね。
私の場合は、母親が専業主婦が多い世代で「食事は母が作るもの」という母親像がどこかにあって。仕事は遅いと19時までなのですが、子どもを遅くとも21時には寝かせたいと考え、帰宅後に食事を作る時間を短縮するために、朝4時に起きて、夜までの食事をすべて作ったり工夫しました。
また、「毎日少なくとも10分間、必ず子どもと一緒に遊ぶ」ことを目標にして、楽しい時間を作りました。
あとは、月曜から金曜は自分が子育てと仕事をするけど、土日は夫にまかせて、自分のペースで動ける時間を作って掃除をしたり食事を作ったりして無理をしすぎないようにしています。
これからも生活の変化にあわせながら、この仕事を続けていきたいと思います。

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