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「知りません、できません」は
言わずに解決策を一緒に探します。

企業組合 ケアプラン支援センター ふきのとう
【ケアマネジャー】湊 聖子(みなと せいこ)さん 2018年より現職

企業組合
ケアプラン支援センター ふきのとう
【ケアマネジャー】
湊 聖子(みなと せいこ)さん
2018年より現職

秋田市の冬は雪が多い。細い道は雪かきが必要になり、滑りやすくなる。足が弱ったお年寄りには日用品を買いに行くのも一苦労だ。その中、湊さんは毎日市内を車で走り回り、利用者に寄り添うケアプランを提案している。

施設の中で、子どもさんの元気な声がしていますね。

この施設は認知症の方向けのショートステイとデイサービスと、学童保育が同じ建物の中にある「幼老複合型施設」なんです。放課後になると、ランドセルを背負った子どもたちの「ただいま!」という元気な声と、利用者さんの「お帰り!」の声が飛び交ってそれは賑やかです。認知症の利用者さんにとって施設が日常生活の延長になるように心がけています。お誕生日会などのイベントも一緒にやっているんですよ。
私はこの事業所に所属し、居宅介護のケアマネジャーをしています。

秋田市ならではの、介護の特徴はありますか?

秋田市は息子さんや娘さんが都会に出ていることが多く、冬場は一軒家で一人暮らしの方は雪かきが必要ですし、ストーブを使えば火気の心配など、寒冷地ならではの課題もあります。
介護サービスが難しいケースでも、できるだけ「知りません、できません」と言わないで、利用者さんやご家族にとって一番いい方法を提案できるように、普段から情報を集めるようにしています。

具体的にはどのように情報を集めていますか?

ケアマネジャーになった当初は配属された部署に私以外ケアマネジャーはおらず、仕事のやり方すらもわかりませんでした。そこで相撲の出稽古のように、他の部署のケアマネジャーの訪問に同行させてもらい仕事を覚えました。また、研修にはよく参加しています。ケアマネジャーになってからのほうが必死に勉強している気がしますね。
また利用者さんとのコミュニケーションに悩んだときは、異業種ですが、ずっと仕事を持ち、人生経験が深い母に相談します。

特に印象に残ったケースはありますか?

90代のお母様を70代の息子さんが介護する「老老介護」でしたが、おふたりが希望され、医師や看護師と連携し自宅で看取ることにしました。
最期まで自宅で暮らしたいと希望していても、実際には医療が必要になったり、ままならないことが多いんです。
このおふたりもさまざまな課題が出てくる中で、自宅での看取りをやりきったことが、私自身の大切な経験にもなり今後の希望になりました。

ストレス解消法は?

旅行に出かけることと、日本舞踊です。運動不足の解消のために8年前から始めたのですが、着物を着る機会が多くなったことから、ショートステイでの意外なイベントにつながったのです。
それはショートステイで私と看護師が、利用者さんに着付けをしてもらうという催しです。着付けを始めると、皆さんの目が輝きはじめ、「私はこうやって帯を結んでたんだ」と車椅子の方が立ち上がってしまったり(笑)、「こうしたほうが着崩れないよ」とか言いながら大いに盛り上がりました。

<今月の施設>
企業組合 ケアプラン支援センター ふきのとう

2003年、つながりを大切に地域の支援をしていこう、と秋田市に設立。現在秋田市内に2ヵ所の施設がある。"ふきのとう広面"は「ユニット型ショートステイ」「認知症対応型デイサービス」「地域密着型デイサービス」「居宅介護支援」、"ふきのとう金足"は「地域密着型デイサービス」「総合事業通所型サービス」「サービス付高齢者賃貸住宅」「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」や地域交流ホールを併設。どちらの施設も同じ建物内に子育ステーション(学童保育)がある幼老複合型施設である。
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