コロナウイルスの収束が見えず、介護施設にとって、とても難しい時期が続いています。
クラスターが発生しやすい場所といえるデイサービスで、「感染を広げないこと」「個々の感染予防」は最重要事項と捉えていますから緊張の日々です。
しかし一方で、介護職がご利用者様と「間近で会話する(密接)」ことは、介助における仕事の基本です。つまり、現在介護の現場では、感染症予防のためにこれまで求められてきた機能やかかわり方を「避けろ」と、真逆のことを言われているわけで苦悩しています。
高齢で要介護状態にあるご利用者様は、日ごろから活動や運動が少ないところに、さらに感染症対策として動線等様々な制限を受けると、脳や体を使う機会も減り、機能低下が進んでしまう心配があります。
私たちは、利用定員の縮小、送迎車内や事業所内の換気や消毒、スタッフの健康管理等の、基本的な感染予防対策を徹底していますが、感染防止対策が過剰にならないようにバランスを考えながら取り組んでいます。