白髪

老いのシグナル"白髪"!
もともと髪の毛の色は白い!?
年を重ねると目につくようになる白髪。黒髪のなかに見つけるたびに老いを自覚せずにはいられません。そこで気を落としている暇はありません。何も対策しないでいるとどんどん白髪は増えていくばかり。
さて、もともと髪の毛は黒い色ではなく白い色であるということはご存じでしょうか。髪の毛を黒く見せる色素細胞「メラノサイト」が白い髪に「メラニン色素」で黒い色をつけて生えてきているのです。
白髪には、メラニン色素がほとんどありません。それはメラノサイトが減少したり、その働きが鈍くなって色がついていないのです。
白髪になる原因は、主に「加齢」「ストレス」「睡眠」「食事」にあると言われています。加齢が進むにつれて衰えるのが、メラノサイトが活発に働くために必要な「チロシナーゼ」という酵素の働き。
個人差はありますが、白髪が生えてくるのは30代後半からと言われています。酵素の働きが弱くなると髪の毛に色がつきにくくなります。また、ストレスや塩分の多い食事による血行不良や睡眠不足からの成長ホルモンの分泌減少も白髪増加につながります。最近白髪が増えたという方、思いあたることありませんか?

白髪抜きはタブー!
そのままにしておくと老けて見える白髪。特に増えはじめてきた白髪はついつい気になって抜いてしまうという方は多いでしょう。
髪の毛を抜くと毛穴の皮膚や毛細血管に傷がつき、頭皮の炎症を起こす恐れがあります。繰り返し白髪を抜くことで、毛母細胞がダメージを受け、その毛穴から髪の毛自体が生えてこなくなる可能性もあるのです。
そこで、白髪を目立たせなくする対処法をいくつかご紹介します。
髪色によって若々しい印象を与えることができるのは、ヘアカラーなどの白髪染め。頭皮への負担が大きいので使用する前にパッチテストは必ず行ないましょう。カラーリングの方法を以下にまとめました。
●へアカラー
髪の毛全体を内側から染める方法で持続性が高いのが特徴です。白髪染めの成分が髪の毛に付着する事で髪の毛全体が太く見えて薄毛対策にもなります。髪質との相性が重要なので、数種類試して自分に合うものを見つけてください。白髪染めとの相性が良ければ大きく髪の毛を傷める事なく利用できます。
●カラーシャンプー/トリートメント
毎日のお風呂で気軽に髪の毛のケアをしながら白髪染めをする事が可能です。一回の使用では白髪が染まりません。使用するごとに徐々に目立たなくなります。
●スプレー/パウダー/スティック
ヘアカラーなどとは違い、一時的なもので、使った後は水やお湯で洗い流します。生え際など気になるポイントだけ使用したいという方におすすめです。パウダーは減ってきた毛量の悩みにも対応。
●ハイライトを入れる
現在の髪色に合うカラーのハイライトを入れることで、ヘアスタイルに立体感ができてよりオシャレに目立ちにくくなります。

ロマンスグレイという生き方
白髪を目立たなくするのもひとつのアイディアですが、男性が白髪を染める場合、「茶髪」にすると、ちょっと無理しているというイメージを与えかねず、かえってネガティブな印象になってしまうこともあります。
むしろ、白髪を受け入れ、ポジティブな毎日を送っている方が、ダンディに映り、お洒落な男性としてのイメージになるでしょう。もちろん、ただ白髪を染めないというのではなく、髪を整え、清潔感を出しましょう。
お洒落な白髪ヘア=ロマンスグレイとして自然体で自分らしく生きるという選択もポジティブなライフスタイルにつながります。白髪染めのストレスから解放されるばかりか、地肌の健康維持や、白髪染めのコストや時間の削減など、いいことずくめです。きっと、その自然な生き方は、あなたをより魅力的にしてくれるはずです。
