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髪の毛

薄毛

同年代の仲間が薄毛に!
自分もはじまっている?

同窓会や同期会など同じ年代の知り合いが集まった時に、目がいってしまうのが髪の毛。若いころと印象がだいぶ変わってしまっていて複雑な気持ちになった経験はないでしょうか。

また、お風呂場の排水溝に溜まった抜け毛の束や、枕の抜け毛の本数を見て不安になる人もいるでしょう。この髪の毛の状態が深刻なのか、そうでないのか、ある程度、自分で判断したいところです。

●薄毛のセルフチェックの方法

まず、自分自身の頭頂部や前頭部の状態を見てみましょう。薄毛のほとんどはこの部位から毛が細くなっていきます。

続いて、つむじ周辺の後頭部もチェック。後頭部の髪の毛の状態は、意識してチェックしてみないと、なかなか自分自身では気付くことができません。身近な人に前と比べて毛の量に変化はあるかなど聞いてみるのもよいでしょう。

チェックしてみて髪の毛のボリュームが感じられない、鏡を見て頭皮が透けて見えるようであれば、それは薄毛のはじまりと考えられます。若さと今ある髪の毛を保つために早めの対策が必須です。

CMでよく見るAGAって
なに?

薄毛になる原因はさまざまありますが、男性の場合、AGA(男性型脱毛症)がよく知られています。CMなどでもその名前を目にすることが多くなり、ご存じの方も多いでしょう。

AGAは「男性ホルモン」の過剰な分泌がその原因とされています。このホルモンを受け取るレセプターは、前頭部から頭頂部の毛根に集中して存在していることから、おでこや頭のてっぺんから薄くなっていくことが多いのです。

薄毛になるタイミングですが、思春期ごろから進行する人もいれば、50代ころから徐々に薄くなるという人もいるなど、年齢に関係なく起こりえるので油断は禁物です。薄毛や抜け毛に悩みを持ったら「AGA外来」を置いている病院も多数ありますので、専門医に相談してみるとよいでしょう。

特に専門医のいる皮膚科は、頭皮について詳しく治療相談にのってくれます。最近では、カウンセリングや診察が無料で受けられる医院も増えてきていますが、治療や薬代は基本的に医療保険が適用されないことが多いので、治療前には費用を確認しておくことも大切です。

若さと髪の毛をキープ!
サラリーマンのための
生活習慣改善ポイント

今ある髪の毛と若さを保つためには、生活習慣の見直しは避けられません。頭皮環境を正常化して髪の毛をキープしましょう!

●タバコを控える

タバコを吸うと、体内の血液循環が悪くなり、血行不良を起こして頭皮に充分な栄養が行き届かなくなります。

●シャンプーの選び方・洗い方に注意する

シャンプーは、洗浄力が強すぎず、適度な保湿効果がある頭皮ケアタイプのものを選び、爪を立てずに、頭皮をマッサージするように指先で優しく行ないます。男性ホルモンが活発になると皮脂の分泌が盛んになります。フケも出やすくなり、たくさんの皮脂とともに毛穴を詰まらせます。詰まった毛穴はニキビのように炎症を起こし、健康な髪の生成を阻害して薄毛を招いてしまうことも!

●分け目を変える

髪の毛の分け目を毎日同じにしていると、分け目で露出している頭皮部分にばかり紫外線があたり、ダメージを受けてしまいます。従って、数カ月に一度は分け目を変えるのも有効です。その際は、少し分け目の位置を変えるのではなく、思い切って正反対にするなど、分け目を遠い位置に変える方が、頭皮の保護に役立ちます。

●帽子のなかが蒸れないようにする

帽子は紫外線対策にもなるので、外出時にはかぶるようにしましょう。しかし、季節によっては頭皮や髪の毛が蒸れてしまい雑菌が繁殖。頭皮環境が毛根に悪い影響を与え、抜け毛や薄毛を進行させることがあります。時々帽子を取り、蒸れないようにしましょう。

●潔く剃り上げてしまう!

セットする髪の毛の量が少なくなってきたら、ヘアスタイルを思い切って剃り上げてしまうという方法もあります。お手入れにも時間と手間がかからなくなり、気分も晴れやかに過ごせそうです。

●自然にまかせる

髪型を変えて地肌を目立たなくさせるのもひとつの方法です。しかし生き方そのものからにじみ出る若々しさや活力を大事にしてはいかがでしょう。タレントの方でも、そういう魅力的な方は何人も思い出せますよね。自然体で自分らしく、ぜひ胸を張ってポジティブに毎日を送りましょう。

育毛剤での薄毛ケア

抜け毛が気になるときの対策のひとつに育毛剤や薬を使うという方法があります。あるいは抜け毛予防や薄毛改善の効果があると期待される漢方もあります。

育毛剤の効果のひとつは血行促進です。頭皮の血行が滞ると、髪の毛の材料であるタンパク質などが毛根に届きにくくなります。育毛剤にはセンブリやトウガラシなどから抽出したエキスが含まれているものが多く、その作用で血行を促してくれます。

また、AGAの直接的な原因となる男性ホルモンの一種をつくり出す酵素の働きを阻害するものは、今生えている毛髪が抜けるのを防いでくれる効果が期待されます。ほかにも頭の過剰な皮脂分泌を抑えたり殺菌したりして、頭皮を清潔に保つ作用があるものも。

特に内服薬を服用する場合には、必ず専門の医療機関で処方されたものを、使用方法を順守して利用することをおすすめします。

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