4.色弱者に対して言葉でやりとりをする場合の注意点
多くの色弱者は子どもの頃から、物やデザインに使われる色の名前をセットで記憶していますが、はじめて見る物の色や、多種の色があるものの色名を100%正確に把握することは困難です。
わかりにくい例
色で指定する
「赤い物をとってきてください」
「緑の線に沿って進んでください」
「次の電車は緑色の乗車口でお待ちください」など
色で説明する
(電話で)「赤い屋根の家の3軒右隣が目的地です」など
色で質問する
(電話で)「お使いになっているカードは何色ですか?」
(警察で)「落とした財布は何色だったんでしょうか?」など
わかりやすくするためには
色の名前で指し示す事があると思われる物には、
色の名前を記載しておく。
例:
テレビリモコンの4色ボタン、カラーペンの製造番号のところ、路線図、多種に彩られた窓口、電車の乗車口、多種の色の区別があるカード類、自治体窓口など
誰しもが色の名前で伝え合えるものでは
無いという自覚を持つこと。
特に対面業務を行なう人などは気を付ける。
執筆・監修・資料提供
特定非営利活動法人
カラーユニバーサルデザイン機構CUDO
伊賀公一
介護予防と健康維持
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<明治安田健康開発財団提供>