1.認知症ケア ②「身体機能」と「認知」のずれ
認知症の人の場合、「自分がどこまで動けるのか、歩けるのか」という認識が衰えていることがあります。
そのため、「前へ進もう」という意識によって上半身は乗り出すのですが、足腰がついて行かないということが起こります。当然、重心のバランスは崩れることになり、そのまま前のめりに転倒してしまいます。
認知症の利用者の場合、
「身体機能」と「認知」のずれにも
注意が必要
「本人の身体機能」だけに
着目せず、心の状態に寄り添う
- 利用者の「身体機能」と「認知」のずれによる事故を防ぐためには、「本人の身体機能」だけに着目しても不十分で、本人が「何をどのように認識しているのか」という、認知症の人の心の状態に寄り添うことが必要です。
- リスクマネジメントのためには、「認知症ケアに関するスキルが十分に身についていること」「幅広い視点で利用者の心と身体のバランスを推し量ること」が必要です。
- 「本人のできることを増やす」という自立支援の過程で、「身体機能」と「認知」のずれによるリスクが高まりやすくなる可能性についても注意が必要です。
- 例えば、腕力と脚力がつくことで「椅子のひじ掛けに手をついて、立ち上がる」という動作が可能になったとします。しかし、自力歩行ができるまでの脚力が回復していない場合、上半身と下半身の移動のバランスが崩れることになります。
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