4.注目のホルモン「オステオカルシン」と「オステオポンチン」
丈夫な骨が健康寿命につながる
身体を支える、内臓を守る、血液をつくるなど全身の健康の土台ともいえる役割を担っているのが骨です。
その大事な骨がもろくなる骨粗しょう症になると、ほんの少しの衝撃でも骨折しやすくなります。最悪の場合、寝たきりになってしまうこともあります。
超高齢社会を迎えた今の時代において、何歳になっても自分の足で元気に歩ける健康寿命を延ばすためには丈夫な骨を維持することが重要です。
元気の秘訣は二つの若返りホルモン
認知症の予防・改善効果があるホルモン
「オステオカルシン」
「オステオカルシン」は骨をつくる細胞から分泌されるホルモンで、体のさまざまな機能を活性化するはたらきがあることが、近年の研究で明らかになってきました。
オステオカルシンは「骨ホルモン」とも呼ばれており、血管を通って身体の隅々に運ばれ、臓器を活性化します。
心臓や肝臓、腎臓、すい臓、腸など、多くの臓器に働きかけるため、全身の機能をトータルに向上させて、肥満症、糖尿病、認知症、動脈硬化などの予防や改善にも効果が期待されています。
免疫力を高めるホルモン
「オステオポンチン」
"若さを生み出すカギ"として現在注目されているのが、「骨芽細胞」などから放出される「オステオポンチン」というホルモンです。「オステオポンチン」は赤血球、白血球、血小板のもとになる「造血幹細胞」を若く正常に保ち、全身の免疫力を活性化する働きがあることがわかっています。
骨に刺激を与え「オステオカルシン」と「オステオポンチン」の働きを高めることで、強く丈夫な骨にできます。
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<明治安田健康開発財団提供>