4.聞きにくい!こんな時どうする?傾向と対策
聞こえにくいのは変わりません。しかし少しの工夫で改善します。
ケース1~4を参考に、どのような対策ができるか考えてみましょう。
ケース1>会議で席が離れていて聞き取れない
最初に①~③の音声を聞いてから、④の音声を聞いてください。
会議で少し離れている場合の難聴の人の聞こえ方
近くで1対1で話した場合の難聴の人の聞こえ方
会議で少し離れている場合の難聴ではない人の聞こえ方
近くで1対1で話した場合の難聴ではない人の聞こえ方
対策
- 最近、聞き取りにくいことを理解してもらう。
- 「もう少しゆっくり話していただけますか」「少しだけ大きな声でお願いできますか」「もう少しだけハッキリ発音してくれるかな?」などとお願いする。
ケース2>飲み会で周囲がうるさくて聞き取れない
最初に①~③の音声を聞いてから、④の音声を聞いてください。
ガヤガヤしている場合の難聴の人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴の人の聞こえ方
ガヤガヤしている場合の難聴ではない人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴ではない人の聞こえ方
対策
- 遠慮なく、「今、なんて言ってた?」と隣の人に尋ねる。
- ひとつのお店にこだわらないで、同伴者に「ごめん、ちょっとこのお店うるさくて無理みたい」と理解を求め、周囲の人が不快にならないように気遣いながら、店を変えてもらう。
- お店を変えるのが無理ならば、相手にしっかりと正対して、両方の耳で聞くようにする。
- 硬い素材の壁などで囲まれた席は避け、できるだけ音の反響が少なそうな場所に座る。
ケース3>キッチン音で夫婦の会話やテレビの音が聞き取りにくい
最初に①~③の音声を聞いてから、④の音声を聞いてください。
家庭で用をやりながらの場合の難聴の人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴の人の聞こえ方
家庭で用をやりながらの場合の難聴ではない人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴ではない人の聞こえ方
対策
- 夫婦での会話は、"台所仕事をやりながら"や"テレビを観ながら"ではなく、静かな場所で落ち着いて行なう。
- キッチン音等で室内のテレビが聞こえにくい場合は配置を考え直す。
- テレビ視聴と台所仕事の時間帯が重ならないように考慮する。
- 台所仕事が始まった時は、テレビに近づく、もしくは少しだけ音量を上げる。
ケース4>バス・電車内でアナウンスが聞き取れない
最初に①~③の音声を聞いてから、④の音声を聞いてください。
交通機関の騒音の中でのアナウンス。難聴の人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴の人の聞こえ方
交通機関の騒音の中でのアナウンス。難聴ではない人の聞こえ方
周囲が静かな場合の難聴ではない人の聞こえ方
対策
- スマホで情報を検索し、放送で聞こえた部分と情報を照合しながら行動する。
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