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心筋梗塞の症状

心筋梗塞の症状

 虚血性心疾患である狭心症や心筋梗塞の症状は、一般的に、胸が締め付けられるとか、鉄板を押し当てられるような痛みと表現されます。しかし、放散痛といって、背中や顎、左腕、胃のあたりが痛むこともあります。歯が痛いという患者もいます。血管が細くなって心臓の筋肉に対して血液の供給が不足して起こる狭心症では、安静にすることや、ニトログリセリンの錠剤やスプレーを舌の下にいれることにより数分で痛みが消失しますが、それが消失せず20分以上持続するようでしたら血管がすでに詰まって心筋梗塞を起こしている疑いが強くなります。

 例えば、冠動脈を高速道路にあてはめて考えると、人間の心臓は予備的な能力があるため、高速道路の4車線のうち2車線が工事をしていても流れに大きな問題は起こりません。しかし、冠動脈の内側である内腔(ないくう)が 75%以上、つまり4車線のうち3車線が動脈硬化でおおわれると、歩いたりした時に胸が痛くなるという狭心症の症状がではじめます。さらに90%以上になると、安静にしていても症状がではじめます。高速道路が工事で通行止めになると車は完全に通れなくなるように、冠動脈も完全に詰まってしまうと血液が先に流れなくなり、心臓の筋肉が死に始めて心筋梗塞を起こします。

 心筋梗塞は胸痛や放散痛のほかにも症状を起こすこともあります。心不全(しんふぜん)といって心筋梗塞により心臓のポンプ作用が衰えるために肺の中に水がたまって息苦しくなる症状や、心筋梗塞により起こる不整脈によって動悸(どうき)が出現したりすることにより、胸の痛みよりそれらの症状が重いこともあります。最悪の場合は心筋梗塞を起こしてすぐに心臓が停止してしまうことにより倒れて病院に運ばれる患者もいます。

 また、高齢者では典型的な症状がでにくく、だるい、気持ち悪いなどの症状が心筋梗塞の症状であることもよくあり、認知症がある人などでは家族が何となく元気がないといって病院につれてきたら心筋梗塞であったということもあります。糖尿病の患者では神経の障がいのために典型的な痛みが生じない場合があり、高血圧の患者でもそういった場合があることが報告されています。また、心筋梗塞を起こした患者の約20~30%の患者は全く痛みを感じず、その後に受けた健康診断や人間ドックで実は以前に心筋梗塞を起こしていたと判明する患者もいます。その原因は、はっきりとは解明されていませんが、痛みに対する敏感さが人によってかなり異なることが原因ではないかと考えられます。

心筋梗塞が起こるしくみ

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