6.対策1「栄養をしっかりとりましょう」
(東京大学医学部附属病院 老年病科助教)
さまざまな原因で低栄養に...
高齢になると、知らず知らずのうちに低栄養になってしまうことがあります。また、メタボ対策としての偏った粗食が、低栄養を招くこともあります。
低栄養は、サルコだけでなく、インフルエンザや肺炎などの感染症にかかりやすくなったり、血管がもろくなり動脈硬化を起こしやすくなったり脳の栄養不足で認知症を招いたりする恐れもあります。

高齢になると、知らず知らずのうちに低栄養になってしまうことがあります。また、メタボ対策としての偏った粗食が、低栄養を招くこともあります。
低栄養は、サルコだけでなく、インフルエンザや肺炎などの感染症にかかりやすくなったり、血管がもろくなり動脈硬化を起こしやすくなったり脳の栄養不足で認知症を招いたりする恐れもあります。
毎日10食品群をまんべんなく食べましょう!
1日3食、主食・主菜・副菜を組み合わせると、バランスのよい食事になります。
毎食手作りは大変なので、スーパーなどのおかずや配食サービスも上手に活用しましょう。
食べる量が少ない人は、オリーブオイルやマヨネーズなどの油脂類を利用して、エネルギーを十分に摂取するようにしましょう。
孤食は避けよう
食事は、家族や友人などと楽しく食べたいものです。
ときには外食や食事会をすると、食欲増進にもつながります。
一緒に食事の準備をしたり、作る技術を磨いたりすることも、健康で社会的に活動をすることへとつながっていきます。

サルコ予防にはたんぱく質を十分にとることが大事!
適切な食事で、高齢者でも筋肉は増加します。
重要なのが、筋肉のもとになるたんぱく質を十分にとることです。
筋肉や血液を作るたんぱく質食品(魚・肉・卵・大豆製品)を必ず毎食1品は食べましょう。
POINT
- 毎食、何かしらのたんぱく質を取り入れる。
- とくに朝食はしっかり!
対策1
「栄養をしっかりとりましょう」
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