2.転倒・骨折から寝たきり...そのリスクを高めるのが骨粗しょう症です
監修:小川純人
(東京大学大学院医学系研究科 加齢医学准教授)
(東京大学大学院医学系研究科 加齢医学准教授)
骨粗しょう症とは、歳をとるとともに骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。ちょっと転んだだけで、背骨や手首、足の付け根などを骨折し、背中が曲がったり、腰の痛みで苦しんだりします。
とくに危険なのが、足の付け根の骨折です。歩行が困難になり、要介護、寝たきりになってしまう可能性があります。高齢者にとって、骨折はQOL(生活の質)を著しく低下させる大きな要因の一つといえます。
骨粗しょう症のサイン


年齢に伴う骨量の変化
年齢に伴うホルモンの変化などで骨量が減少。女性は閉経を境に急に女性ホルモンが減ることも影響していると考えられます。

作成:小川純人
骨粗しょう症の背骨

背骨は圧迫骨折を起こしやすく、多発すると全体が変形して痛みを生じます。
骨の断面


年齢とともに骨粗しょう症が進むと、ちょっとしたことで骨折しやすくなるので要注意です!
転倒・骨折から寝たきり...
そのリスクを高めるのが
骨粗しょう症です
出典:「自分で防ごう!『転倒・骨折』」
©社会保険出版社(無断転載を禁ず)
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<明治安田健康開発財団提供>
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