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3.安静にし過ぎると、かえって症状が悪化する!?

監修:中川 匠
(帝京大学医学部整形外科 教授)

 ひざが痛いとどんな動作もつらくなります。だからといって安静にし過ぎると、どんどん悪くなる一方。ひざ関節を動かすことで軟骨に栄養が行き渡るので、日常生活でも積極的に動くことが重要です。

 また、動ける体を保つためにも、積極的に予防・改善に取り組みましょう。

予防・改善に取り組んだ人

ひざ関節の状態

  • ひざ周囲の筋力がつき、ひざにかかる負担が減る
  • 関節軟骨に栄養が行き渡り、軟骨の滑りが良くなる
  • 炎症物質の放出が減少し、痛みが軽減する

など

活動範囲が広がり、新しいことにチャレンジできる

痛みが予防・改善され、動ける体に

筋力が維持できる

予防・改善に取り組まなかった人

ひざ関節の状態

  • 関節軟骨に栄養が運ばれない
  • ひざの曲げ伸ばしの範囲が狭くなる(柔軟性が弱くなる)
  • 炎症を引き起こす物質が産生される

など

外出頻度の低下などによる閉じこもり

体を動かす機会が減り、筋力が低下

不安や孤独感など心の不調を招く

運動不足により肥満になると、ひざへの負担が増える

日常動作が面倒になり、生活の質(QOL)が低下


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