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2.腰痛対策の早道に「腰みがき」を!

監修:白土 修
(福島県立医科大学会津医療センター
整形外科・脊椎外科学講座 教授)

 慢性的な腰の痛み、「年のせい」にしたり「痛いのが当たり前」だと、放置していませんか?
 痛みや再発が怖いからといって、必要以上に安静にしていると、背筋や腹筋が衰えてさらに腰痛が悪化することも。

 また、日頃の姿勢や生活習慣が腰痛を発症させる引き金になっている場合もあります。
 毎日の腰みがき、そして日常生活に気を付けることで腰痛が改善する可能性は大。今からでも遅くありません!

※ロコモ(ロコモティブシンドローム)=加齢やさまざまな病気により、骨、関節、筋肉、脊髄などの運動器の働きが衰え、歩く、立ち上がる、しゃがむといった機能が低下した状態のことです。寝たきりや要介護の主な原因となります。

こんな場合は要注意!

 全ての腰痛に腰みがきが適しているわけではありません。始める前に、必ず医師の診断を仰ぎましょう。

腰みがきNGの腰痛

  • 腫瘍:がんが腰椎に転移している場合など
  • 感染症:化膿性脊椎炎による場合など
  • 骨折:圧迫骨折による場合など

状態によっては腰みがきOK

 「椎間板ヘルニア」や「腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症」は、状態によっては腰みがきが効果を発揮することも。

病気治療で治る腰痛も!

 「尿路結石」「子宮内膜症」「腹部大動脈瘤(りゅう)」などでも腰痛が起こることがあります。治療をすれば腰痛は改善するので、まずはその病気を医療機関で治療しましょう。

腰みがきの決め手は
「体操・姿勢・動作」

 腰みがきの基本は、誰でもできる4つの「腰みがき体操」と正しい「姿勢」、「動作」です。
 この3つを習慣にすれば、健康で痛みを起こしにくい強い腰に!
 さあ、今日から腰みがきを始めましょう!

 次項で詳しく説明しています。


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