脳出血の予防と再発防止
「高血圧」の治療が何よりも
大切。
脳出血は、高血圧により脳内の血管に負担がかかり、血管壁が脆くなり、やがては裂け目ができたりして、血管が破裂することで起こります。従って、脳出血の予防は脳の血管が破れないようにすること。即ち血圧の高い方は、血圧を下げることが最も大切です。
血圧を下げる方法は、大きく二つあります。
一つは「生活習慣の見直し」です。「塩分のとりすぎ」や「過度の飲酒」「喫煙」「肥満」「ストレス」など、生活習慣に気を付けましょう。塩分を抑えたバランスのいい食事を摂り、適度な運動を心がけてください。
もう一つは「薬物治療」です。血管を拡張させて血圧を下げる「血管拡張薬」や、尿量を増加して血液量を減らす「利尿剤」など「降圧剤」にはさまざまな種類があります。
高血圧の方は、ぜひ、血圧の専門医を受診し、自分に一番合うタイプの降圧剤を処方してもらってください。
また、高血圧にあわせて「糖尿病」や「脂質異常症」の方は、動脈硬化が進行し、血管が脆くなっている可能性が高く、脳出血のリスクが高まります。ほかの危険因子を持っている方は一刻も早く治療を開始してください。
介護予防と健康維持
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<明治安田健康開発財団提供>