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廃用症候群の概要

廃用症候群の概要

 人間の体を構成している器官や組織は、生まれてから死に至るまで常に変化する属性を持ち、個体の潜在能力が効率よく発揮できる方向へと変わっていくのが一般的です。しかし、中年期を過ぎるとさまざまな組織の機能が変化した結果、環境変化への適応能力の低下または機能喪失が徐々に増してきます。人間の諸機能は使わなかったり、使い過ぎたりすると衰退・萎縮しますが、適度に使えば発達する特性を持っています。不使用、不活動は精神機能や身体機能の低下を加速させる要因です。廃用症候群とは、心身の機能を充分に使わずにいるために筋骨格系、循環器系などの身体的な機能や精神的な機能が全般的に低下するという二次的機能障がいの概念です。

 体の動きは、各臓器が関係しあって、最終的に筋骨格系により表出されます。その動きを調整するのは神経系であり、持続のもととなるのは循環・呼吸器系です。さらに、ホルモンや自律神経を介した内分泌・代謝系が全体の環境調整を行なう役割を担っています。従って、身体的要因、心理的要因、環境的要因のいずれかに障がいが生じても体の動きは制限され、不活動を生じさせます。

 不活動をもたらす要因は一次的内的要因と二次的外的要因にわけられます。一次的内的要因は麻痺や疼痛、息切れなどの疾患に付随した身体症状、抑うつなどの精神症状が挙げられます。二次的外的要因は過度な安静臥床の指示、集中治療室での管理、装具装着、ギプスなどの条件が身体活動を制限する場合です。
 多岐の要因による長期不活動は、筋骨格系の機能低下により移動能力障がいをもたらし、活動をさらに低下させます。また、心肺機能を始めとする臓器機能低下による生理的変化が進行し、活動の低下を助長させます。その結果、さらに心身両面の活動力を失い、寝たきりへの進行する悪循環が生じることも少なくありません。

廃用症候群とは...

 身体を使わないといあらゆる面で機能が衰える。

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