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6.実践③高齢期を元気に過ごすための食生活~ひと工夫編~

監修:新開省二
(女子栄養大学 地域保健・老年学研究室 教授/前東京都健康長寿医療センター研究所 副所長)
指導:成田美紀
(東京都健康長寿医療センター研究所 管理栄養士)

 「調理が面倒」「飲み込みづらい」などと感じたら、手間をかけずに効率よく食事をとる工夫をしましょう。

自分でできるひと工夫

ストック・作り置き

 定番のきんぴらごぼうなどの常備菜やゆで野菜をストックしておくと重宝します。多めに作ったおかずを1食分ずつ小分けにし、保存用ポリ袋に入れて冷凍しておくと便利です。

市販品を利用する

 普段、家で調理しないような手の込んだ料理は、市販品を活用。味が濃い総菜は、卵でとじるといいでしょう。野菜が足りないと感じたら、きのこやミックスベジタブル、海藻などをプラスして。選ぶときには肉、魚、野菜など栄養バランスを考えましょう。

お肉をおいしく!

 お肉が硬いと感じるなら、ハンバーグやしゃぶしゃぶなど、ひき肉や薄切り肉を使った料理を。ぱさつきやすい鶏むね肉は、包丁の背でたたいてから焼くと、食べやすくなります。

香辛料を活用

 にんにくやしょうがはもちろん、クミンや五香粉(ごこうふん)などのスパイス、各種ハーブの香りは食欲をそそります。柚子胡椒(ゆずこしょう)、マスタード、酢、甜麺醤(てんめんじゃん)、ナンプラーなども大いに活用し、多彩な食卓に!

むせるときはとろみ

 むせる・飲み込みづらいときは、炒め物をあんかけにしたり、汁物にとろみを付けたりしましょう。おひたしよりも白和え、焼きいもよりもいもの煮ころがしのほうが食べやすいでしょう。


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