脳梗塞の症状
脳梗塞の症状は百人百様です。
脳梗塞の主な症状
- 顔面や手足などに、麻痺やしびれが出る
- 失語症になる
- 声を出すことが困難になる
- 左半分(もしくは右半分)が認識できない
- 飲み込みが困難になる
- 文字が書けない
- めまいがする
- 左右がわからない
- ふらつく
- 衣服が着られない
- 話し方が鼻声でリズムが悪くなる
- 計算ができない
- 記憶障がい
- 自宅近所の風景がわからない
- 性格や人格が変わる
- ものの使い方がわからない
ラクナ梗塞
脳のどの部分に発生するかによって違いがありますが、梗塞を起こした場所次第では無自覚で無症状です。そのため「無症候性脳梗塞」とも呼ばれます。しかし、発生する部位によっては軽い手足の麻痺や痺れ、眼の障がいなどが起こることがあります。
アテローム血栓性梗塞
右半身もしくは左半身の麻痺である「片麻痺」や、声を出すことが困難な「構音障がい」などを引き起こすことがあります。
また、物事を正しく理解したり、周囲の刺激に対する適切な反応が損なわれたりするなど、認知面や精神面(心理)に問題が発生することもあり、文字が書けない、計算ができないなどの症状や、「半側空間無視」と呼ばれる左右がわからなくなる症状、衣服が着られない、性格や人格が変わってしまうなどさまざまな障がいがみられる場合があります。
心原性脳塞栓症
最も恐ろしい脳梗塞と言われます。広範囲に血液の流れが途絶えてしまうため、強い麻痺や感覚障がいが起こる場合が多く、アテローム血栓性梗塞と同様の症状のほか、意識障がいも強くなる場合があります。
また、呼吸など生命維持に必要な脳幹部で梗塞が起き細胞や神経が損傷されると、命に危険がおよびます。
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<明治安田健康開発財団提供>