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心筋梗塞の概要

心筋梗塞の概要

 心臓は筋肉でできている臓器です。中は血液が充満していて、その筋肉の収縮によって絶えず血液を送り、全身に栄養を供給することがその役割です。心臓の筋肉に栄養を送っている血管は冠動脈といい、3本の重要な血管からなっています。冠動脈は心臓のすぐ外側の筋肉を取り囲むように走っていて、心臓すべての領域の血流をカバーしています。

 その冠動脈でもほかの動脈と同じように、年齢とともに血管の壁にかすがたまってくる、いわゆる動脈硬化が起こってきます。予備的な能力があるため、冠動脈の断面が半分ほど動脈硬化によっておおわれたとしても、心臓の筋肉に対する血液の供給は保たれます。ところが血管の壁のかすが徐々に増えていき血管の内側が狭くなってくると、胸が痛くなるという症状がでてきます。これを狭心症といいます。そして、ついに冠動脈が完全に詰まってしまうと心臓の筋肉が壊死(えし)し始め、心筋梗塞となります。狭心症と心筋梗塞は両方とも冠動脈の血流の不足によっておきるため、両方をあわせて虚血性心疾患といいます。体のほかの場所で考えると、手の指の付け根をぎゅっとにぎっているとしばらくすると色が青黒く変わっていきますが、それを長時間続けると指の筋肉が壊死してしまうことと同様です。心臓の筋肉は手の指よりもずっと繊細なため、数十分血流が途絶えるだけで死に始めます。脳の細胞はさらに繊細で、数分心臓がとまっただけでも細胞が死んでしまい、脳に障がいが残ることになります。

 心筋梗塞の原因として、冠動脈が徐々に狭くなっていって最後に詰まってしまうパターンは30%程度です。あとの70%は、軽度や中等度の動脈硬化でありながら、血管内腔にコレステロールのかたまりがこびりつき不安定になっている場所が、突然血管の内側にむけて破けて血管が詰まってしまうことが原因といわれています。また、ほとんど狭くない冠動脈が突然痙攣(けいれん)を起こし詰まってしまうタイプの冠攣縮(かんれんしゅく)といわれる状態により心筋梗塞を起こす場合もあり、それは比較的若年者や中年者に多いといわれています。

 日本人はもともと塩分摂取量が多いため、以前ひどい高血圧の患者が多く、高血圧の関与が高い脳出血が多い国でしたが、食生活の欧米化に伴い欧米ほどではないものの心筋梗塞の発症もかなり多くなっており、特に比較的若年や中年の患者が多くなってきているために問題になっています。

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