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心筋梗塞の予防

心筋梗塞の予防

 予防は一次予防といって心筋梗塞を起こすことを予防するものと、二次予防といって一度心筋梗塞を起こしてしまった人が再発するのを予防するという二つの概念にわけられますが、基本的には動脈硬化の進展を遅らせます。人間は加齢により誰しも血管の壁にかすがたまり動脈硬化を起こす可能性があります。その程度は持って生まれた遺伝的な要素にも影響されますが、危険因子といわれる高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、喫煙、肥満により増強されます。
 また、その危険因子をたくさん持っている人ほど動脈硬化が進みやすいといわれています。これは虚血性心疾患といわれる狭心症、心筋梗塞のみならず、動脈硬化によって起こってくる脳梗塞や足の血管が細くなってくる閉塞性動脈硬化症にも共通していることです。

 どの危険因子に関しても、それをなくしたりコントロールしたりするためには、生活習慣の改善で食事療法と運動療法が重要です。高血圧にはもちろん塩分が関与しており、日本人は1日の塩分摂取量は12gといわれていますが、高血圧学会のガイドラインでは6g以下にすることが推奨されています。中南米のインデイアンであるヤノマモ族やエスキモーといった塩分をほとんどとらない民族では、高血圧の患者はほとんどいないといわれています。

 糖尿病の食事は、基本的にはカロリー制限ですがその人の標準体重や活動量によって推奨のカロリーがきまっています。脂質異常症には、高LDLコレステロール血症、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症が含まれます。高LDLコレステロール血症の人は、肉類や卵といったLDLコレステロールが高い食品の摂取を控える必要があり、高中性脂肪血症の人は、カロリーの摂取を控える必要があります。また、アルコールもカロリーがかなりあるため多飲は中性脂肪を増加させます。HDLコレステロールが低いことも危険因子となりますが、HDLコレステロールは野菜や果物の摂取で上昇するものの、なかなか食事だけで改善させることは難しいといわれています。

 また、運動は危険因子の軽減に非常に有効で、体重を減らすことのみならず、血圧を下げ、糖尿病の原因である高血糖を改善させ、脂質異常症も改善させることができます。また、食事での改善が難しい HDLコレステロールも上昇させることができます。上記の危険因子を減らそうとする食事や運動は自然と肥満の解消にもつながりますが、標準体重までの減量も非常に重要です。禁煙も非常に重要なことであり、比較的若年者から発症するといわれている冠動脈が痙攣するタイプの冠攣縮性狭心症や、冠攣縮によって起こる心筋梗塞には喫煙が大きくかかわっています。しかし、食事や運動のみで危険因子を取り除くことはなかなか難しく、それを補うために薬の服用が大切です。食事や運動で危険因子が取り除けない場合には、無理にそれのみでがんばるのではなく、早めに薬をのみ始めることを考えなければいけません。そうしないと危険因子をかかえながら長い間がすぎてしまい、心筋梗塞の発症につながってしまうこともあります。

 また、狭心症、心筋梗塞の原因ではないものの、誘因といっていわゆる引き金のようなものがあります。例えば、疲れ、睡眠不足、急な温度変化、脱水などがそれにあたります。

心筋梗塞の危険因子

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