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脳梗塞の予防と再発防止

「動脈硬化」「高血圧」「脂質異常症」の予防や治療が大切。

 脳梗塞は、しびれや麻痺、構音障がいなどの「前兆」(サイン)を感じても、1日ほどで症状が消えてしまうことがあります。これは、一時的に脳に血流が流れなくなる発作で「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ばれます。

 しかし、症状が消えても、脳の画像診断では梗塞が見つかったり、早ければ数日で本格的に脳梗塞を発症してしまう可能性が高いのです。従って、前兆を感じたら、たとえ症状が消えたとしても専門医に診てもらうことが大切です。

 また、「ラクナ梗塞」は、ほとんどの場合「動脈硬化」が大きな原因です。「アテローム血栓性梗塞」は、「動脈硬化」や「脂質異常症」が引き金になります。

 動脈硬化は高血圧の結果の一つですので、血圧への意識を高め、バランスのいい食事や、十分な睡眠、適度な運動、喫煙や飲酒の節制など、生活習慣を見直すことが大切です。また、「高脂血症」「糖尿病」など「生活習慣病」も動脈硬化の危険因子となります。普段から定期的に健康診断を実践し、問題があった場合は、医師の指導や治療を受けることが大切です。

 「心原性脳塞栓症」は、心臓の病気が原因である場合が多いので、やはり健康診断を受け、医師による必要な対策を取ることと、規則正しい生活を送るなど、普段から心臓の健康に留意してください。

 つまり、脳梗塞を引き起こす危険因子である「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などを防ぐために、「塩分の摂りすぎ」「喫煙」「飲酒」「肥満」「ストレス」など、生活習慣に気を付けましょう。

 また、よく言われる「さらさらの血液」は血栓をできにくくします。手軽にできる一歩は水分補給です。運動や汗をかいた時、風呂上がり、また起床時などには常に十分な水分を補給することを心掛けてください。

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