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自立支援型介護を進める中でのリスクマネジメント

第3回 利用者の「状態変化」が進むなかでの情報共有・更新

◇ポイント2 「更新情報」を組織内でタイムロスなく共有

 次に必要なのは、更新された情報をタイムロスなく現場で共有することです。基本は、情報が更新された段階で、担当者が現場の管理者・リーダーへと速やかに報告すること(シフトが変わるタイミングで記録作成が行なわれることが多い点を考えれば、職員間の申し送り時に管理者・リーダーに同席してもらう方法もある。あわせて、全体朝礼などでも報告を行なう)。これを現場でルール化します。
 ただし、時間帯によっては、管理者やリーダーが不在で「申し送りを受けた職員が後で報告する」ケースなどが生じます。その場合、(申し送りを受けた職員が)「つい報告等を忘れてしまう」ことも起こり得ます。ICT(*)の活用によって、更新情報を誰もがチェックできる状況になっていたとしても、「確認」に穴が生じる可能性はゼロではないでしょう。
 そこで、現場の管理者・リーダーは、「報告が上がってきたか否か」にかかわらず、毎日「記録」と「照合された情報」をチェックします。そのうえで、①その上書き情報が適切であるかどうかを検証し、②緊急性の高い上書き情報があればカンファレンスなどにかける、という流れが必要です。ただし、一方でカンファレンスの間までに「タイムロスが生じる」点をカバーしなければなりません。
 情報共有のデジタル化(タブレットやスマホの活用)が進んでいない現場であれば、ステーション内の掲示板や白板を使い、赤字などで「【情報更新あり!】●●さん(利用者)への歩行訓練時には、こんな点に注意」といった掲示を行ないます。業務に際しては、必ず掲示に目を通すことを義務づけましょう。

*ICT
ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」のこと。ITとほぼ同じ意味に使われる。

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